豊平館のみどころ|豊平館
menu

みどころ

フロアマップ

2F
1F

みどころ 記事一覧

ロビー階段

ロビーの階段

ロビーには、上り口のすぐのところで矩(かね)の手に折れ上がる階段があります。曲線の美しさ、装飾を見ても、高い技術で仕上げられていることがわかります。筋状に敷かれ、金具で止められている絨毯は、建設当時の姿を再現しています。

カーテン

優美なカーテン

カーテンの柄には、日本伝統のデザインである「牡丹唐草」が用いられています。使用された洋織りの生地は、当時ようやく国産化に成功した、京都西陣において織られたとされています。現在使われているカーテンは、これを再現して織られたものです。

暖炉

重厚な意匠の暖炉

館内にある6基の暖炉は、1982(昭和57)から1986(昭和61)年の工事で復原されたものです。特にマントルピースは、天板のみが大理石で、その他は大理石風にしつらえた漆喰塗で作られています。ここにも当時の優れた左官技術が活かされています。

シャンデリア

豪華なシャンデリア

8組あるシャンデリアのうち4組は建設当初から吊られていたもので、残り4組は改修時に建設当初の器具を修理したものです。
当初ガス式灯具を導入し、ローソク灯として使用しましたが、1922(大正11)年の皇太子行啓の際に、電灯に切り替えられました。現在もコックが付いていることから、ガス式灯具だったことが見てとれます。

漆喰芸術天井中心飾

漆喰芸術の天井中心飾

シャンデリアの吊元にある天井中心飾は、漆喰を盛り付け、ここで立体的に仕上げていくもので、「こて絵」と呼ばれる伝統技術で作られています。当時の職人が成し得た洗練された漆喰芸術とも言えます。建設当初から残されていた15基に加え、復原された2基が存在します。部屋ごとにモチーフを変えた我が国の伝統文様が採用され、牡丹、菊、葡萄、椿、鳳凰、波に千鳥などが用いられています。

館内の部屋の特長
~2階~

部屋の特長 椿(ツバキ)

1.椿(ツバキ)
天井中心飾に用いられているモチーフ「椿」を室名としています。
1881(明治14)年の明治天皇行幸の頃は、着替えなどされる「次の間」と「御湯殿(おゆどの)・御厠(おかわや)」の二部屋に分かれていましたが、現在は仕切り壁が取り払われています。
ガイダンス映像「時を刻む豊平館」などの映像をご覧いただけます。

部屋の特長 薄と女郎花(ススキとオミナエシ)

2.薄と女郎花(ススキとオミナエシ)
天井中心飾りに用いられているモチーフ「薄」と「女郎花(おみなえし)」を室名としています。

部屋の特長 梅(ウメ)

3.梅(ウメ)
明治・大正・昭和天皇(大正、昭和天皇は皇太子時代)が、行幸啓(ぎょうこうけい)の際に滞在された部屋です。
天井中心飾に用いられているモチーフ「梅」を室名としています。
この部屋では、木部の塗装や壁構造も建設当初に復原されています。家具も当時の資料を基に再現したものを配置しています。

部屋の特長 梅寝間(ウメねま)

梅寝間(ウメねま)
寝室にあたる部屋で、寝台(ねだい)・洋服箪笥・洗面台などが配置されています。
建設当時、ベットを備えたサービスを行えるホテルが、国内ではまだ少ない中、豊平館はそれを備えていました。ボーイが毎朝、部屋を回り洗顔用のお湯を届けるなどのサービスが行われていたと言います。

部屋の特長 芍薬(シャクヤク)

4.芍薬(シャクヤク)
1881(明治14)年の明治天皇行幸の際に、侍従長(じじゅうちょう)などの部屋として使われました。
天井中心飾に用いられているモチーフ「芍薬」を室名としています。
この部屋の家具は、当時のホテルの雰囲気を体験していただくために配置したものです。椅子・テーブルはご使用いただけます。

部屋の特長 芍薬寝間(シャクヤクねま)

芍薬寝間(シャクヤクねま)
寝室にあたる部屋で、寝台・洗面台などが配置 されています。
この部屋の家具は、当時のホテルの雰囲気を体 験していただくために配置したものです。
室内に入りご見学いただけます。

部屋の特長 紫(ムラサキ)

5.紫(ムラサキ)
天井中心飾に用いられているモチーフ「紫」(紫草)を室名としています。
1881(明治14)年の明治天皇行幸の際は、侍従(じじゅう)が天皇への供進(きょうしん)を行う部屋として使われました。現在は行幸・行啓関連資料等の3代の天皇がご使用になられたとされる品々などを展示しています。

部屋の特長 紫寝間(ムラサキ寝間)

紫寝間(ムラサキ寝間)
ホテル当時には寝間として利用されていた室です。入口から観覧できます。

部屋の特長 広間(ヒロマ)

6.広間(ヒロマ)
前室を含めると、約172㎡あり、豊平館では最も大きな部屋です。
天井中心飾も二つあり、モチーフには、「紅葉(もみじ)」と「大菊(おおぎく)」が用いられています。
1881(明治14)年の明治天皇行幸の際は、謁見所(えっけんじょ)として使われました。
建物の構造や室の使われ方のイメージなどをタブレット端末で紹介しています。

館内の部屋の特長
~1階~

部屋の特長 百合(ユリ)

7.百合(ユリ)
天井中心飾に用いられているモチーフ「百合」を室名とし、寝間では、展示映像「豊平館と多様な文化」で北の文化発祥の地、豊平館にまつわる映像をご覧いただけます。

部屋の特長 薄と女郎花(ススキとオミナエシ)

8.芙蓉(フヨウ)
天井中心飾に用いられているモチーフ「芙蓉」を室名としています。寝間に設置した展示映像「幸せの記憶」では、実際に行われた挙式の様子をスライドショーでご覧いただけます。

部屋の特長 梅(ウメ)

9.帳場(ちょうば)
ホテルとして利用されていた頃は、帳場として使われていた部屋です。
明治天皇行幸の行在所(あんざいしょ)にあてられた際には、侍医(じい)の部屋として使われました。

結婚式場

結婚式場としての記録と記憶

当時の雰囲気を体験していただくため当時の様子を再現した展示やタブレット端末があるほか、建物の構造や歴史について展示パネルや映像でご紹介しています。その中の一つとして、豊平館は由緒ある結婚式場として多くの人に親しまれてきました。結婚式場として、使用されてきた歴史を伝える展示映像「幸せの記憶」が、1階「フヨウ寝間」で実際に式を挙げられた方の写真をスライドショーで常時公開しています。

思い出写真募集!

この映像展示に使用する豊平館での結婚式の写真を皆様から募集いたしますので、次の内容を電子メールでお送りいただくか、ご郵送ください。なお、お送りいただいた写真等は返却いたしません。

【募集概要】
①撮影場所が豊平館だとわかり、新郎新婦お二人で写っている写真のデータ(2MB以内)、
またはカラーコピーしたもの(大きさの指定はありません)
②住所
③氏名
④電話番号
⑤挙式年月日
⑥挙式に関するエピソード
(記載必須ではありません)
※②~⑥については公開いたしません

【写真送り先・お問い合わせ】
札幌市豊平館
〒064-0931北海道札幌市中央区中島公園1番20号
電話 011-211-1951 FAX 011-211-1952
メール info@s-hoheikan.jp

【写真提供に伴うお願い】
ご提供いただいた写真の映像展示までお時間をいただきます。
お送りいただいた写真等は目的以外には使用せず、札幌市文化財課に代わり、札幌市豊平館指定管理者において適切に管理いたします。
画質などにより使用不可と判断させていただく場合もありますのでご了承ください。

喫茶室ハルニレ

カフェ 喫茶室ハルニレ

豊平館には、喫茶コーナーをご用意しています。ご見学のご休憩、貸室利用の際にぜひご利用ください。営業時間・メニュー等については、こちらをご覧ください。喫茶室ハルニレWEB用メニュー

ボランティアガイド

ボランティアガイドのご案内

豊平館のみどころや歴史を、ボランティアスタッフがガイドツアーでご案内します。案内は無料ですので、見学の際は、お気軽に声をおかけください。
活動期間 通年(感染状況により休止する場合があります)
活動時間 10:00~16:00
最大約40分のご案内となります。
団体等の対応は現在行っていません。